YouTubeで聴く
あらすじ
英国の田舎にある屋敷、レントン・クロフト。
この屋敷では一年ほどの間に、滞在していた女性たちの宝石が相次いで盗まれるという、奇妙な事件が起きていた。
部屋には侵入した形跡がなく、使用人たちを調べても手がかりは見つからない。ところが三件の盗難には、ある不可解な共通点があった。いずれの現場にも、盗まれた宝石のすぐそばに燃えさしのマッチが一本残されていたのだ。
屋敷の主人サー・ジェームズ・ノリスから依頼を受けた探偵マーティン・ヒューイットは、一見すると取るに足らない小さな事実を丹念に拾い上げていく。
誰にも気づかれず、宝石だけを持ち去った犯人は何者なのか。
そして、現場に残されたマッチには、いったいどんな意味があるのか――。
『レントンクロフト盗難事件』は、名探偵マーティン・ヒューイットが初登場するシリーズ第一作。
常識と鋭い観察力を武器に、不可解な盗難事件の真相へ迫る古典探偵小説です。
主な登場人物
- マーティン・ヒューイット
-
本作の主人公。ロンドンで探偵業を営む私立探偵。常識と鋭い観察力を武器に、一見些細な手がかりから事件の真相を導き出す。
- ブレット
-
物語の語り手。新聞記者。ある事件をきっかけにヒューイットと知り合い、その活躍を記録する。
- サー・ジェームズ・ノリス
-
レントン・クロフトの主人。屋敷で相次ぐ不可解な盗難事件に頭を悩ませ、ヒューイットに調査を依頼する。
- ヴァーノン・ロイド
-
サー・ジェームズの秘書。ヒューイットへの依頼を持ち込む。
- カゼノーヴ夫人
-
サー・ジェームズの亡き妻の妹。宝石をあしらった古いブローチを屋敷で盗まれる。
- ヒース夫人
-
レントン・クロフトに滞在した女性客。高価な真珠のブレスレットを盗まれる。
- アーミテージ夫人
-
サー・ジェームズの娘の学生時代からの友人で、若い未亡人。滞在中に金のブローチを盗まれる。
作品情報
| 原題 | The Lenton Croft Robberies |
| 作者 | Arthur Morrison |
| 初出 | 1894年 |
| シリーズ | Martin Hewitt, Investigator |
| 翻訳 | ロードック訳 |
| 視聴時間 | 約1時間14分 |
